あ～茶んのお茶日記　

大河ドラマ「渋沢栄一」が注目されています。渋沢栄一といえば「日本資本主義の父」といわれ東京証券取引所や経済団体の設立したことで知られています。また新一万円札の肖像画として2024年から発行されます。実は渋沢栄一は静岡茶の発展に貢献されている方でもあります。
1840（天保11）年に・埼玉県深谷市の豪農家として生まれた渋沢は1861（文久元）年に尊攘派志士から、一橋（徳川）慶喜（1837-1913）の家臣となり、1867（慶応2）年幕臣となってパリ万博へ視察に行かれました。翌年帰国した後明治維新後の1869年静岡にわたり静岡藩となりました。1870年廃藩置県となってからは大蔵省に就任、銀行の設立や経済団体など実業家としての活躍をされて1931（昭和6）年に91歳で亡くなるま日本経済や財政に多大な影響を残しました。
渋沢が駿府にいたのは1869年の1年間でしたが、牧之原開拓と時期が重なります。渋沢は牧之原開拓に力を注いだ武士たちをねぎらったといわれています。また、銀行と商社の機能を併せ持つ「静岡商法会所」を設立、資金繰りが苦しかったお茶農家に貸し付けを行いました。渋沢は静岡茶発展の礎ともなっている人物だともいえます。