2021年07月25日
飛び芽ならし

梅雨が明けて猛暑が続いています。写真は二番茶を摘んでから40日くらい経っていますがこのようにどんどん枝脇から芽が生えてきています。これをトビ芽といいます。このように芽が再び生えてくることを再生芽と呼びます。再生芽の開葉数が5枚くらいであれば10~20㎝程の深刈りを、6、7枚程度だと30~50㎝程の中切りをといった剪定作業を行います。時期としては再生芽が充実した7月下旬~8月最上旬あたりがいいとされています。できるだけトビ芽の下の芽が硬化するまでに行うのが望ましいです。ならしをぜずに秋を迎えてしまうと来年の一番茶の芽が伸びず収量が減産するおそれもあります。写真の場合は既に6枚ほどに開葉しているので中切りをしたほうが良さそうだといえます。ただし一番茶の摘採が遅い場所では更新が遅くなるので、北部や山間地の場所では整枝をしないで迎えた方がいい場合もあります。また樹勢がおもわしくない茶園でも整枝を行うと側芽が秋までに成熟しないおそれがあるので避けた方がよさそうです。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 12:09│Comments(0)
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