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2019年12月16日

愛知県の茶について

先週豊橋で地紅茶サミットが行われましたが、その愛知県についての茶産地・栽培についてふれていきます。愛知県の茶産地のほとんどが東部の三河にあります。愛知県の生産面積は2014年の調査で564haで全国14位であります。このうち荒茶の生産量は908tで全国10位となっています。農家数は425戸でいずれも過去に比べて年々減少しています。愛知県の生産地は豊橋から渥美半島にかけての地域、新城から北部にかけての山間地域、西尾周辺が盛んであり、豊田市北部でも栽培・生産されています。(なお、足助の寒茶は本来のチャノキとは異なる茶の栽培をされているため生産地とは言い難い)愛知県の茶といえば西尾の抹茶であり、碾茶の生産が西尾市と隣の安城市と合わせて約150ha年間400tの生産量となり全国生産量の2割、愛知県の生産量の約7割を占めています。碾茶の生産量としては京都(宇治)に次いで二番目に多い数字です。かの聖一国師が西尾にある実相寺(じっそうじ)という寺の境内で茶の種をまいたことが西尾茶の起源とされており、明治以降、紅樹院の住職が宇治から茶種と製茶技術を持ち帰って茶園を開き、1884(明治17)年には稲荷山一帯(西尾市北部)に新たに茶園が開墾されて以降飛躍的に成長され、2009年に西尾の抹茶として地域ブランドに商標登録されました。西尾では11月に全国お茶まつりが開催されるなど西尾の抹茶にちなんだイベントが毎年繰り広げられています。また、稲荷山周辺には抹茶ミュージアム和く和くがあり、抹茶体験や製造工程の見学や体験ができます(予約が必要です)。詳しくは https://museum.saijoen.jp/ をご覧下さい。ちなみに私はまだ訪れたことがありません。


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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 04:20│Comments(0)お茶全般お茶紀行
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