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2017年04月18日

聖一国師

 静岡市内にも多くの茶園が存在します。やぶきたの始祖杉山彦三郎や国産紅茶の始祖多田元吉翁の墓場はいずれも静岡市内にあります。
静岡の茶としてもう一人重要な人物がいます。それが聖一国師(しょういちこくち)(1202年11月1日-1280年11月10日)です。
 聖一国師別名円爾は臨済宗の僧侶で駿河国栃沢(静岡市葵区栃沢)に生まれました。5歳ごろに久能寺(静岡市駿河区)に入ると、18歳で東大寺で戒律を受けて僧となりました。1235年に中国宋へ渡り修業、印可や法衣、経巻を授けられました。1241年に帰国すると九州博多に承天寺を、京都に東福寺を開山され、臨済宗の流布や禅宗の普及に貢献しました。晩年には故郷駿河国へ戻り、宋から持ち帰った茶の実を入植し茶の栽培を広めました。墓所ともなっている医王山回春院(静岡市葵区平野)には石碑があり、静岡茶(本山茶)の発祥地として奉られています。
また、国師の生誕日の11月1日は静岡市お茶の日として制定されています。







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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 11:58│Comments(0)お茶紀行
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