2022年01月05日
ゆずについて


この時期によく見かける柑橘系の果実にゆずが挙げられます。そのゆずとは何かということについて語りたいと思います。ゆずは漢字で”柚子”と書きますが、柚一字でゆずを意味します。古くは平安時代から呼ばれていたとされています。酸っぱいことから、「柚酸」と書かれたのが最初だとされ、今使われている柚子は学名のジューノス(junos)から「ゆのす」に由来されたといわれています。元来は中国原産で平安時代初期には日本に伝わり栽培され始めたといわれています。4m程の高さがある広葉樹で樹勢が強く初夏に白い5弁の花が咲きます。秋には果実がなり晩秋から初冬にかけて収穫期となります。柑橘系の中でも最も耐寒性が強いとされています。あまりにも酸味が強いためにそのままでは酸っぱくて食べられないですが、独特な爽やかな芳香がただよいます。成長が最も遅く、種子から育てると十数年かかると見込まれています。ちなみにミカンは4,5年くらいです。ちなみに中国では柚子はぶんたんを指し、中国名では香橙(こうとう)といいます。ぶんたんはゆずと形が似ていて酸っぱいですが甘みもあるので食べられます。柚子の主要は四国が中心に、みかんが主要産地でもある愛媛や和歌山で収穫量が多いです。関東から九州にかけて栽培がされています。ゆずは棘なし棘ありと品種が様々あります。古来から皮を含めて香辛料や薬味として使われてきました。いまでの柚子胡椒などの香辛料として用いられています。ゆずの果実にはクエン酸などが含まれのどの渇きを癒やす清涼止渇作用や制菌作用があることが報告されています。またビタミンCも豊富です。食用だけでなく、爽やかな香りがあるために香水に使われているほか、精油も出されています。冬場に欠かせないのが風呂に湯船にして使われていることではないでしょうか。血行を促進させるために風邪予防や神経痛、冷え症などにも効果があります。また、ブレンドティーにも合います。写真は御前崎産つゆひかりの緑茶と合わせたものです。紅茶やほうじ茶、ルイボスティーにも合います。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 23:56│Comments(0)
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