2022年01月07日
寒害のメカニズム
今の時期は二十四節気の中で小寒にあたります(小寒の後大寒)が、昨年のクリスマスの日の前から急激に温度が下がり山地では雪がうっすらと舞うほどの寒さとなってお正月にかけて低温がずっと続きました。そして昨日は関東で大雪となり、県内でも山地で再び(東部伊豆では平野部でも)雪が降り、茶畑がうっすらと白くなっている模様です。こうなると寒害や凍害にならないか心配になるかもしれません。寒害は気温が-10℃~-13℃で葉が褐変し-15℃以下で枯れ死してしまうレベルです。気温がずっとマイナスが続くことで幹割れや胴枯れ、青枯れ・赤枯れが発生するおそれがあります。ただし環境や品種によって変わってきます。耐寒性の強い品種の茶樹では寒害を受けにくいとされています。また養分によっても寒害の程度に変化があります。場所や気象条件、栽培方法によって抵抗に違いがあります。場所によって低温の程度が異なっています。また立地によっても被害が受けやすいところや受けにくいところと様々です。また高さにも気温の差があります。表面温度よりも株面温度の方が気温が低いです。例えば新芽の下の方が被害を受けても芯や第1葉は生き残る場合があります。寒害の被害度合を把握することがキーマンといえそうです。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 04:11│Comments(0)
│概況