› あ~茶んのお茶日記  › お茶紀行 › 紅茶の起源とボヘア

2020年06月07日

紅茶の起源とボヘア

紅茶が海外へ初めて渡っていったのは英国です。1689(元禄2)年にイギリス商人が中国から直接買い付けロンドンに送りました。ボヘアといわれる発酵茶です。輸入茶として緑茶も買い付けていましたが、渋みのある紅茶とイギリスの水に適した紅茶をより多く購入するようになりました。ボヘアはイギリス王室にわたり、イギリス女王として即位したアン・ステュアート(在位1702〜1714)も朝食には必ず紅茶を飲み、ロンドンのウィンザー城に茶室を作らせてたといわれています。宮廷では、女王を真似して茶道具を揃え、日に6〜7回紅茶を飲む習慣が広がっていきました。
 このボヘアですが、中国では正山小種、別名ラプサン・スーチョンといわれるもので福建省武夷山周辺が生産地で、英語風に訛ったとされています。正山は武夷山を指します。武夷山といえば岩茶ですが、小種という茶樹の種類は紅茶の一種の原料としてつくりだされ、松葉で燻して着香した燻香の特徴ある茶で今でもイギリスへ輸入されています。日本へはイギリスを経由して購入されています。この正山小種は最初に紅茶が生まれたものといわれていますが資料がなく明確でな結論には至っていません。今日は京都の年1度の大イベント吉田山大茶会が開催される予定でしたが、コロナにより中止となってしまいました。その企画メインである岩茶房に正山小種が販売しております。詳しくは https://www.gancha-bou.co.jp/sell.html をご覧下さい。



同じカテゴリー(お茶紀行)の記事
内田式茶摘み鋏
内田式茶摘み鋏(2025-05-12 22:00)

フジエダオンパク2025
フジエダオンパク2025(2025-04-27 15:56)


Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 09:30│Comments(0)お茶紀行
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
紅茶の起源とボヘア
    コメント(0)