2018年03月06日
韓国の茶 その2
2015年の調査では韓国の茶の生産量が4,500tで2000年と比べて約2.5倍増加しています。中でも韓国南西部にある宝城(テソン)では韓国内で37%を占めており国内一のシェアを占めています。日本統治時代に日本の会社が関わったこともあり、ほとんどがやぶきたで植えられていますが国内独自の交配種もあるそうです。韓国の一番茶は5月半ばに入ってからで宝城では大々的に茶摘みがなされます。その他にも釜山、蔚山近郊の慶尚地域や西海岸の忠清地域でも茶の生産が行われています。そのうちの忠清南道は2013年に静岡県と友好提携が締結されていて、近年は静岡産業大学O-CHA学研究センター(吉野亜湖氏が講師を務めている)が韓国の茶文化と交流を組んで韓国の茶を披露されています。O-CHA学研究センターは藤枝駅南から徒歩数分にあるBiVi藤枝という複合施設の1Fにあり、先月には木浦の大学の茶文学の教授の講演と忠清地域で作られた茶の試飲会がありました。韓国の茶のほとんどが釜炒り茶で旨味がありとてもおいしいです。宝城のお茶は飲んだことはありませんが釜山近郊で作られた緑茶を静岡市内のイベントで購入しました。残念ながら韓国国内ではさほどお茶の人気がイマイチなようです。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 03:33│Comments(0)
│お茶紀行