2024年12月14日
森の茶について その2
森町は、三方を小高い山々に囲まれており、京都に似た風情ある町から小京都とも呼ばれています。天竜への秋葉神社に続く秋葉街道が宿場町として栄えた場所で町北部の三倉地区から南部の一宮地区など広大な茶園が広がっています。また森山焼など茶器などの陶芸や作品が生み出されています。また清水次郎長の子分として幕末に活躍したとされる武士森の石松(?-1860)でも知られています。森の石松の石碑は大洞院(森町橘236)にあります。ここには隣に清水次郎長翁碑が建立されています。昭和の浪曲「森の石松」に「遠州森町よい茶の出処、娘やりたやお茶摘みに...」というフレーズがあり、ここから森の茶が広く知れ渡ったとされています。水はけの良い土質が多く、森の茶は甘みの中に適度な渋みと上質な風味があります。茶園の総面積は約400ha程です。