2022年12月13日
トルコの茶 その1
トルコといえばケバブのイメージが強いですが、トルコは紅茶消費量が世界一位です。つまりトルコ人は世界で多くの紅茶を消費する国です。次に多いのがアイルランド、次いでイギリスであり紅茶消費国というイメージのある英国を抑えてのナンバーワンである消費量の多い国です。年間で一人当たり約3キロの紅茶を消費するとのことです。これは日本の約三倍です。紅茶1杯につき3gの茶葉の分量で1日に平均5杯飲んでいる計算となります。さてトルコは茶の生産量も世界6位と日本よりも多く生産されています。トルコの茶の生産量は年間23万tで日本の約8万tをはるかに上回っています(日本は世界12位)
トルコはアジアとヨーロッパをまたいだ場所にあります。北に黒海、西に地中海(エーゲ海)に面していて、西側にはギリシャやブルガリア、東はイラン、南にはシリアやイラク、北にはグルジア、対岸にはロシアが見える位置にあります。16世紀のオスマン帝国時代にシルクロードから紅茶がもたらされたといわれていますが、トルコ内で広まったのは20世紀になってからだとされています。オスマン帝国が崩壊する1922年以前はコーヒーが主流だったが、共和国建設以降は次第に紅茶が普及していったとされてます。
トルコに初めて茶をもたらしたの1787年、日本から輸入された茶の種を増殖させたのがはじまりとされています。また、オスマン帝国スルタンアブデュルハミト2世(在位:1876-1909)が中国から苗を持ってきて栽培したといわれています。しかし実際に茶の栽培を本格的に始まったのは1930年代です。1930年にグルジアから70tもの種を持ってきて、リゼに植えたといわれています。これはトルコ共和国の政府によって紅茶の生産・栽培にあたっています。1940年に茶法が制定され、1947年には茶工場が設立されました。1日60tもの茶を加工されたといわれています。その後も国内向けから海外への輸出に大幅に生産量が増加されていきました。近年では機械農法や新品種の開発や健康効果の研究などあらゆる技術が向上されています。
トルコの生産のほとんどがリゼに集中しています。リゼはトルコ北東部の黒海に面したところにあります。また隣のトラブゾンでも生産が行われています。リゼは度の高い温暖湿潤気候で冬は暖かく夏は涼しく、降水量の多い温暖な気候と肥沃な土壌なので茶の栽培に適しています。トルコ東部黒海地方で83000haほどの栽培面積があり、国内に270工場で国内市場に6割ほどのシェアを占めています。2015年には掛川にリゼ市長をはじめ、リゼの商品取引所の会頭や茶業関係者らが訪れ、東山の茶畑や茶工場、機械製造メーカーを視察されています。
トルコはアジアとヨーロッパをまたいだ場所にあります。北に黒海、西に地中海(エーゲ海)に面していて、西側にはギリシャやブルガリア、東はイラン、南にはシリアやイラク、北にはグルジア、対岸にはロシアが見える位置にあります。16世紀のオスマン帝国時代にシルクロードから紅茶がもたらされたといわれていますが、トルコ内で広まったのは20世紀になってからだとされています。オスマン帝国が崩壊する1922年以前はコーヒーが主流だったが、共和国建設以降は次第に紅茶が普及していったとされてます。
トルコに初めて茶をもたらしたの1787年、日本から輸入された茶の種を増殖させたのがはじまりとされています。また、オスマン帝国スルタンアブデュルハミト2世(在位:1876-1909)が中国から苗を持ってきて栽培したといわれています。しかし実際に茶の栽培を本格的に始まったのは1930年代です。1930年にグルジアから70tもの種を持ってきて、リゼに植えたといわれています。これはトルコ共和国の政府によって紅茶の生産・栽培にあたっています。1940年に茶法が制定され、1947年には茶工場が設立されました。1日60tもの茶を加工されたといわれています。その後も国内向けから海外への輸出に大幅に生産量が増加されていきました。近年では機械農法や新品種の開発や健康効果の研究などあらゆる技術が向上されています。
トルコの生産のほとんどがリゼに集中しています。リゼはトルコ北東部の黒海に面したところにあります。また隣のトラブゾンでも生産が行われています。リゼは度の高い温暖湿潤気候で冬は暖かく夏は涼しく、降水量の多い温暖な気候と肥沃な土壌なので茶の栽培に適しています。トルコ東部黒海地方で83000haほどの栽培面積があり、国内に270工場で国内市場に6割ほどのシェアを占めています。2015年には掛川にリゼ市長をはじめ、リゼの商品取引所の会頭や茶業関係者らが訪れ、東山の茶畑や茶工場、機械製造メーカーを視察されています。