2021年05月06日
牧之原の竜巻被害


今年の一番茶の収穫期に予想だにしない出来事が起こりました。5月1日から2日にかけて、雷雨となり荒天でした。このとき、牧之原台地で竜巻と見られる突風が吹き荒れました。JAハイナン茶業センターちゃぐりん周辺から東へ10キロほどまでの辺りで家屋の損壊や電柱が倒れたりねじれる被害が相次いだ他、防霜ファンの倒壊やガラス破片やがれきの散乱で茶畑にも影響があり、約15万㎡にも及んでいることが判明しました。軽傷者3名で済んだのですが、牧之原市内の半数と菊川市の一部では停電が長く続きました。私の知り合いの所では幸いにも被害を免れました。台地を含む牧之原市内ほとんどの茶畑で一番茶の生産は終えてましたが、一部でまだ残っていたところがあり、また被害のあった茶畑は今後見込みが危ぶまれます。シーズンの生産は不可能となってしまいました。牧之原台地でこのような竜巻被害にあったのはおそらく過去に例がなく、日本一広い面積を誇る茶園に大打撃を受けたことになりそうです。