2020年05月20日
ヨンコン茶


ヨンコン茶というのがあります。これは榛原を中心とした牧之原で多く生産されています。ヨンコンという名前の由来は諸説あり、中国浙江省でつくられた茶によく似ていて、その浙江省を流れるヨンコウ(甬江)から基づいたという説や視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚・知覚の六つの人間の感覚のうち、味覚にあたる舌が四番目にあたることからヨンコン(四根)という説などがあります。相良に生まれた戸塚豊蔵(1853-1930)がヨンコン型の製茶技術を生み出しました。戸塚は深蒸し茶の技術の発祥ともいわれてます。ヨンコン茶の製造はほぼぐり茶と同様です。精揉工程がないことや回転ドラム式の乾燥機(再乾機)を使用されます。ただ異なるのは蒸しの時間が深蒸しよりも長い特蒸し(3分前後)でされることです。(地域によって異なります)写真のものも牧之原でつくられたヨンコン茶です。針状のざらざらとしたものとなっていますが、意外にもあっさりとして飲みやすいです。(淹れ方にもよります)
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 03:46│Comments(0)
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