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2020年03月31日

ハーブについて その1

ハーブについてこれまで幾度と取り上げてきましたが、ハーブとは何ぞやということについて記したいと思います。ハーブは英語でherbですが、ラテン語:でherba つまり野草や草木を意味します。古英語でherbe(アーブ)となり、これが変化して現代英語のherbに至っています。さて、一般的にハーブとは伝統的な薬草や料理、香料、保存料として用いられた植物を指し、古くから欧米では香りや辛味、苦味などの風味を楽しむために用いられ、また強い香りで病気を防ぐための治療法として使われてきました。歴史は古く、紀元前2000~3000年ほど前の古代エジプトでヤグルマギクやケシの仲間が栽培された薬草園があったとされています。また医療用としてペパーミントやバジルを、ミイラをつくる防腐用としてシナモンなどが使用されたと伝えられています。その後ローマ帝国(紀元前1世紀~後5世紀)が栄えるとヨーロッパ各地で広まりました。古代ギリシャでは、薬理学と薬草学の父といわれるペダニウス・ディオスコリデス(40年頃~90年頃)が1000種類もの自然の生薬の薬効や使用法なについて著した『薬物誌』(全5巻)を出版され、これはローマ世界でなくアラビアにも伝わり後世の医学に大きな影響をあたえたとされています。『薬物誌』は1600年頃まで用いられ、植物学・本草学に関してヨーロッパの歴史上もっとも影響を与えた書物とされています。この『薬物誌』には現在の消毒薬、抗炎症薬、鎮痙薬、興奮剤、避妊剤にあたる症状に合わせた調合法や投薬量、使用法を指示しており、現在でも香味剤、緩和剤、希釈剤として役立っています。また、ハーブは四大元素の性質(熱・冷・湿・乾)を持つと考えられてきました。


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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 06:56│Comments(0)その他
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