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2019年08月26日

肥料の目的と種類

肥料を与えることは農業や菜園にとってとても重要な作業です。茶樹にとって養分の吸収させるために重要な役割を果たします。肥料を施すことを施肥(せひ)といいます。施肥は生育をよくするためであったり、生産性を高めるためであったり品質改良が目的のねらいです。肥料は大きく分けて、化学肥料有機肥料の2種類があります。まず化学肥料は、肥料の三要素といわれる、窒素、リン酸、カリウムのことをいいます。これは小学校5年の理科の授業で教えられています。
 この中でも窒素は成長を大きくさせる作用があり、葉や茎が大きくなることから葉肥(はごえ)とも呼ばれます。食用となるものは特に窒素を多量に必要とされます。窒素の成分には様々なものがありますが、チャノキにおいてはアンモニア態窒素と硝酸態窒素が多く含まれています。チャノキは好アンモニア性植物であり、アンモニアを好んで吸収されます。好アンモニア性植物にはイネ(米)やブルーベリー、パイナップルなどがあります。チャノキは葉に特殊なアミド化合物(タンパク質やアミノ酸成分)多量に蓄積してアンモニアを処理しています。チャノキの窒素肥料は硫安、尿素、石灰などがありますが、硫酸成分を含む硫安は危険なため使用には規制があるため注意が必要です。リン酸は花や実つまり樹体の生理に重要な成分です。カリウムは通称カリとも呼ばれていますが根を強化するための役割があります。耐性や生育全体の成分が施されていて、チャノキにおいては茶葉の含有量が最も多い成分です。カリウムが不足すると生育に遅れが出たり矮小化したりします。
 以上が化学肥料で、次は有機肥料についてですが、鶏糞や魚かす、油粕、ぼかしなどが挙げられます。近年では化学肥料より品質が良い傾向にあることが報告されています。その他にアルカリ成分や、マンガン、マグネシウムの成分の肥料など様々な肥料があります。ただ、施肥の時期、量によって変わってきます。気候や土質土壌、酸度によっても変化もあり肥培管理は大変難しいといえます。


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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 03:43│Comments(0)お茶全般その他
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