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2019年06月18日

結露と朝露

結露とは、物質の表面や内部で空気中の水蒸気が凝縮する現象のことをいいます。主な事例は真冬の寒さで窓ガラスや鏡などの表面が白くなって見えにくくなっています。外気によって冷やされた窓ガラスや鏡などが露点以下となって水蒸気の量が多くなり発生します。つまり、空気中に含まれる水蒸気が、蒸気が凝縮する温度より低い温度の物体に触れて水に変わり、物体に水滴が付着していくのです。もっと簡単にいえば温かく湿った空気が冷たいものに触れると発生しやすいのです。寒い日に白い息が出たりするのも結露しているからだといえます。結露は冬だけでなく年中発生しやすく、特に今の梅雨時期の多湿多温状態に発生しやすいです。雨が降った後は結露しやすく表面が白くなってしまいます。雨の日や雪の日に車の運転を気をつけなければならないのはこのためです。フロントガラスが白くなるためにエアコンをかけることで解消されます。(そうならない場合もあります。例えば台風や吹雪などがあった場合には車の運転は控えるなど注意が必要となります)冬は換気を、夏は除湿をすることで防ぐことができます。もちろん暖房やクーラーをかけっぱなしでいれば結露は発生することはありません。
 さてここからが本題です。茶葉が湿ったり濡れた状態では摘採はできません。そのために雨の日には摘採はしません。雨が降っていない日でも葉に水滴がついた状態で摘採してはいいお茶にはなりません。そのために葉を乾かす作業が必要となります。それが露払いです。一日の気温が最も低いのが早朝であり露が発生しやすく、これを朝露といいます。また霧が発生している場合も朝露が発生しやすいです。露払いは露払い機(ブロアー)を使って行います。ノースから風を送って茶畝に吹きかけます。早朝に行うことが多く、同じ畑に2回以上しなければ露を落とせない場合もあります。特に2番茶の時期には常時していて今年は特に露払いを見かけることが多かったです。写真は露払いをしている様子です。チャノキが濡れているので雨合羽が必要です。
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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 05:01│Comments(0)お茶全般お茶紀行
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