2019年06月23日
ギャバロン茶
ギャバロン茶というのがあります。これは茶の種類ではなくて国内で開発されてうまれたものです。ギャバロン茶は1986(昭和61)年に牧之原にある当時の農林水産省野菜・茶業試験場 (今の農研機構野菜茶業研究所)で開発されました。主要成分の名である“ギャバ”と、ウーロン茶の“ロン”をとってギャバロン茶と名付けられています。ギャバはGABAとも表記され、植物や動物または我々の体内にも浸透している天然アミノ酸のひとつであるγ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)を略したものです。ギャバには抑制性の神経伝達物質として興奮を鎮めたり、リラックスをもたらしたりする役割があるとされています。また、血圧の上昇を抑制する効果ももたらしています。鎮静や抗不安作用、抗ストレス作用をもたらす薬品があるほか、トマト、なす、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロン、みかんなどの野菜・果物類や漬物などにも含まれています。
ギャバは1950年に哺乳動物の脳から初めて抽出が成功され、このきっかけにより多くの研究がなされるようになりました。ギャバを主成分とした医療用医薬品が承認されたのは1960年頃です。そしてギャバロン茶が開発されたことで、ギャバという名前が一般的に知られるようになったそうです。しかし、独特の風味や臭みがあったことで人気が停滞して商品が低迷、次第に忘れ去られてしまうものとなっていきました。が、今年最近掛川のある製茶工場で新たに開発に踏み切ったギャバロン茶を海外に大量輸出されたというニュースがあり、ギャバロン茶を再認識しだした動きがみられています。わたくし自身ギャバロン茶というのを知ったのもつい最近になってからです。ギャバロン茶は茶葉を密封した後、真空状態にして窒素を充填します。この処理を嫌気処理といい、酸素のない状態になっているので独特なにおいをもたらしているのです。近年では釜炒り茶や紅茶とミックスさせたものが作られているところもあるそうです。ギャバロン茶は菊川で販売されています。JA遠州夢咲菊川茶販売所(菊川市半済1100 0537-36-4355)に置いてあります。詳しくは https://jaeshop.ja-shizuoka.or.jp/s_63871s001_396.html をご覧下さい。
ギャバは1950年に哺乳動物の脳から初めて抽出が成功され、このきっかけにより多くの研究がなされるようになりました。ギャバを主成分とした医療用医薬品が承認されたのは1960年頃です。そしてギャバロン茶が開発されたことで、ギャバという名前が一般的に知られるようになったそうです。しかし、独特の風味や臭みがあったことで人気が停滞して商品が低迷、次第に忘れ去られてしまうものとなっていきました。が、今年最近掛川のある製茶工場で新たに開発に踏み切ったギャバロン茶を海外に大量輸出されたというニュースがあり、ギャバロン茶を再認識しだした動きがみられています。わたくし自身ギャバロン茶というのを知ったのもつい最近になってからです。ギャバロン茶は茶葉を密封した後、真空状態にして窒素を充填します。この処理を嫌気処理といい、酸素のない状態になっているので独特なにおいをもたらしているのです。近年では釜炒り茶や紅茶とミックスさせたものが作られているところもあるそうです。ギャバロン茶は菊川で販売されています。JA遠州夢咲菊川茶販売所(菊川市半済1100 0537-36-4355)に置いてあります。詳しくは https://jaeshop.ja-shizuoka.or.jp/s_63871s001_396.html をご覧下さい。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 23:22│Comments(0)
│お茶全般