2019年02月13日
茶樹の区分
チャノキには中国種とアッサム種と二つの区分に分かれておりますが、日本茶のほとんどが中国種といわれる部類になります。中国種は耐寒性に強い比較的弱酸性のある土壌に多く栽培されています。それに対しアッサム種は耐寒性には弱い、赤道直下に近い熱帯地域に多く分布されれておられます。前者は2ⅿ程の低木で枝分かれが多く葉が小さめ(約27㎠)で薄く硬いのが特徴で主に緑茶用の原料となるのに対し後者は10mにもなる高木で葉も大きめ(約48㎠)で軟らかく厚いのが特徴で紅茶の原料となるのがほとんどです。ただし場所によっては種々雑多に生えており、中国では小葉樹、中葉樹、大葉樹と3段階に区分されています。例えば、熱帯地域のスリランカでも高原の高地では寒冷地のため中国種が植えられているケースが挙げられます。