2017年09月02日
茶道(茶の湯)のはじまり
中国から日本に茶が伝わったのは奈良時代の頃だといわれていますが、茶の製法や飲む習慣がもたらされたのは平安時代の頃です。鎌倉時代に栄西(1141年-1215年)が中国から茶の種を持ち帰って栽培され、武士階級に茶が広まる足がかりとなりました。また、栄西は禅宗における茶の礼法を伝えたとされています。これを茶礼(されい)といい、茶道(茶の湯)の原型ともいわれています。これは朝の座禅の後や食後、作務の休憩時、就寝前などに皆で湯や茶を飲むもので、行事の節目には全員一堂に会して茶を飲む総茶礼も行われます。京都の建仁寺では、開祖・栄西の降誕会(毎年4月20日)の際に四頭茶礼と呼ばれる古式な喫茶儀礼が行われ、朝夕2回の茶礼があるほか、番茶が入った茶碗が運ばれてきて、僧侶が一斉に喫します。これは現在でも毎年行われています。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 03:07│Comments(0)
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