2021年12月28日
今年の産出額は
農林水産省が今年の農業産出額を発表されました。それによると今年の静岡県の茶は前年比19.1%減の203億円でした。昨年初めて首位にたった鹿児島県は21.4%減の198億円でした。これで2年ぶりに首位奪還に返り咲いたことになりました。内訳は生葉と、生葉を製品の前段階に加工した荒茶の販売額の合計で静岡県は生葉が118億円(19.7%減)、荒茶85億円(18.2%減)に対し鹿児島は生葉130億円(20.2%減)、荒茶68億円(23.5%減)でした。首位に返り咲いたものの、全体的に需要が落ち込んだ結果となりました。今年は新型コロナウイルスの感染が重なったことで需要減退が余儀なくされ、製茶問屋による仕入れがストップ、減産したり廃業に追い込まれたところもありました。全国の生葉産出額でも21.6%減の409億円と落ち込んだ結果となりました。