› あ~茶んのお茶日記  › お茶全般 › お茶紀行 › 台湾茶について その1

2020年01月05日

台湾茶について その1

最近うちの巷で台湾のことで話題となります。おそらくその背景にはタピオカがありますが、旅行でも台湾は人気があります。実は私はまだ海外に行ったことがなく、一度は行ってみたいと思っている国の候補地です。
 台湾中部の山地には野生の茶樹が自生しており、台湾に移住した漢族たちがこれを茶葉として作っていたということが1717年の中国清王朝の書物に書かれているのが最古の記録です。1796年に中国福建省の柯朝(かちょう)という商人が福建省の武夷山から台湾北部に茶の苗木をもたらしました。その後台湾中部の南投にも植樹され19世紀初めまでには台湾で茶の製造が始まっていましたことが台湾の出版に書かれています。次第に台湾の茶葉は輸出されるようになっていきます。1840年にアヘン戦争が勃発します。この戦争は、中国からのお茶の輸入によって不平等な貿易を強いられてきた英国が、インドで生産されたアヘンを中国に売り始めたために起こってしまったものです。それまで中国は密貿易等を禁止する政策を採っていて、台湾茶は福建省における役人の管理のもと海外に輸出されていました。第2次アヘン戦争(1856-60)後に台北と台南が開港され輸出入ができるようになり台湾茶が海外に知られるようになっていきました。1881年には台湾国内で製造工場が設立され、ニューヨークにも輸出されていきました。1880年の台湾茶の輸出高は540万キロ以上となりました。


同じカテゴリー(お茶全般)の記事
抹茶新茶の日
抹茶新茶の日(2025-05-27 11:26)

大阪万博では
大阪万博では(2025-05-22 22:30)

内田式茶摘み鋏
内田式茶摘み鋏(2025-05-12 22:00)

GWも終わり
GWも終わり(2025-05-07 11:36)

今年の一番茶は
今年の一番茶は(2025-05-01 17:24)


Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 23:49│Comments(0)お茶全般お茶紀行
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
台湾茶について その1
    コメント(0)