2019年07月12日
タピオカティー
先にも述べましたとおり、タピオカは根茎にデンプンとして製造されたものです。タピオカはブラジルの先住民用語ででんぷん製造法(tipi'óka)を指しています。タピオカは水分で加熱しゲル状化され、食品の添加物として用いられてきています。ゲル状されたタピオカをさらに粒状に乾燥させたものをタピオカパールと呼ばれ、これがタピオカティーやタピオカドリンクの原料になります。タピオカティーの発祥は台湾です。1980年代に台湾の喫茶店のオーナーが誕生させたと伝えられています。登場からわずか10年程度で台湾の国民的な飲料なり、次第にアメリカをはじめとする海外にも提供され、2000年代初頭には日本でも台湾でタピオカティーを主軸とされたドリンクスタンドチェーン店が進出されてから大ヒットとなり、いわゆるタピオカブームの起点となりました。以後加工化されたタピオカを使用食パンが生み出されたほか、白いたい焼きやミスタードーナツのボンデリングなどのもちもちとした食感の菓子やケーキや和菓子、麺類やお好み焼きなどにもタピオカが添えられています。これらの商品は今でもコンビニやチェーン店などに置かれています。さらに台湾のチェーン店が韓国やタイなどのアジアや欧米に路線を拡大されました。タピオカブームは3度あるといわれ、1回目は日本に進出した2000年代初め、2回目が北京オリンピックのあった2008年ごろ、そして3回目が昨年あたりからとなります。今回再ブームとなったきっかけが茶葉やミルク、砂糖の品質にもこだわったドリンクに手がけたところだといえます。ほうじ茶、緑茶、抹茶、ウーロン茶、ジャスミンなどの茶に混ぜたものからカラフルなフルーツジュースやスムージーで作る店が進出されていきました。さらにインスタ映えが後押しした形となりました。ドリンクに使用されているタピオカはブラックタピオカともいわれ、黒色のもちもちしたココナッツのような粒状のタピオカを太いストローで吸い込みながら食べます。タピオカ自体は無味無臭です。ブラックタピオカは独自に作られ、県内でもカフェや喫茶店でも見かけるようになりました。私個人はこのタピオカがブームになったのを知ったのはごく最近に報道番組で見てからであり、それまではタピオカの存在すら知りませんでした。この近くでもブラックタピオカを味わえるところがあります。お薦めは袋井法多山入口周辺にあることぶき茶屋(袋井市豊沢2760 ℡0538-42-3627)です。タピオカほうじ茶ミルク(写真下)やタピオカ抹茶ミルクなどがあります。

Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 04:09│Comments(0)
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