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2023年11月07日

狭山茶について その1

狭山茶は日本三大茶(静岡、宇治、狭山)で知られていて、古くからは「色は静岡、香りは宇治、味は狭山でとどめさす」と謳われています。主に埼玉県西部や東京都西多摩地域が生産の拠点となっています。特に埼玉県では農産物生産面積は県下一を占めています。
 狭山茶には「河越茶(かわごえちゃ)」・「慈光茶(じこうちゃ)」・「赤岩茶(あかいわちゃ)」の3つに分類されていています。このうち埼玉県西部で主に生産される狭山茶の起源とされる茶は、「河越茶」と「慈光茶」とされています。まず河越茶についてですが、河越は川越市が基づいています。元来埼玉県において平安時代より儀式のお供え物として茶が使用されていたと伝えられています。河越茶は南北朝時代(1333~92)、星野山無量寿寺(現在の天台宗別格本山中院 川越市小仙波町1-20-1)が河越茶生産の拠点といわれています。中院境内には「狭山茶発祥之地」の石碑が建てられています。また、川越市上戸にある河越館跡からは、茶臼や茶入・天目茶碗などの中世の喫茶道具が多数出土しており、河越荘(かわごえのしょう)を支配していた地元の有力武士が茶を飲んでいたといわれています。この周辺地域で生産される茶の流通地域として出荷された茶が河越茶と呼ばれたと考えられます。ちなみに高林謙三(1832-1901)の墓も河越にあります。 その2へ続く


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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 09:43│Comments(0)お茶全般お茶紀行
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