2021年03月19日
首位陥落
農林水産省が2019年の農業産出額を発表した結果、前年比18・5%減の251億円と激減し、生産量で猛追していた鹿児島県に初めて抜かれました。鹿児島県は3・1%減だったが252億円と静岡県をやや上回った形となり、記録が残る1970年から続いた首位の座を初めて受け渡すことになってしまいました。また、茶の産出額は、生葉分と製品の前段階に加工した荒茶分を合計したものですが、静岡県は生葉147億円、荒茶104億円に対して、鹿児島は生葉163億円、荒茶89億円と、生葉の部分で初めて逆転されました。春先の冷え込みで新芽の生育が伸び悩んだことや山の斜面などに畑が多い静岡県と比べ、鹿児島県の茶畑は平坦な土地が多く設備が進んでいることが背景にあります。生産量のシェアは静岡が約36%、鹿児島が約34%とわずか2ポイント差まで詰められています。ここ最近の静岡県では1992年の862億円をピークにほぼ右肩下がりの減少傾向にあり、今後はより一層となった改革を迫られそうです。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 12:01│Comments(0)
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