2020年10月07日
屋号について
卸問屋や商業の名称に屋号というのがあります。Eco Green Tea という名称は私の屋号名となります。屋号は元々は江戸時代から使われ、この頃は武士以外の者が苗字を名乗ることが認められていなかったため、人口が増加するにあたり同じ地域で同じ名を持つ者が増えて判別がつかなくなっていきました。そこで、家ごとに名称を付けるようになっていったのが屋号のはじまりです。例えば、近道や平田などといった地形を名乗ったり、商人や商売をしている所では松屋や西松屋などといった○○屋という名前をつけて名乗っていました。松屋や西松屋は現在でも商号として至っています。製茶問屋にも屋号があり、今に至っているところが多いです。問屋だけでなく、自販の生産者には屋号がある家が多いです。1枚目の写真にある生産者の屋号を右上から、⅂(カネ)東でカネトウ、⋀にケでヤマケ、○に金でマルキン、○にイでマルイ、⋀に片でカタヤマ、⋀に木でヤマキです。○(マル)は間違った商売をしないという意味合いを、⋀(ヤマ)は商売の発展を、、⅂(カネ)は金と掛けて手本となるという意味合いがあります。下の写真はサングラム(菊川市堀之内1-1)のほうじ茶アイスに乗っているビスケットはサングラムの屋号です。先ほどの6つの生産者の茶はいずれもサングラムに置いてあります。サングラムのホームページは https://www.san-grams.net/ です。