2020年08月17日
記録的な暑さと干ばつへの影響
ここ一週間で猛暑がずっと続いています。なんと浜松市では連日の40℃超えを記録、そして今日はついに全国の観測史上タイの記録に並ぶ41.2℃を記録してしまいました。この暑さは人にとっても農作物にとってもよくありません。何よりも深刻なのは県内のほとんどの地点で梅雨明けしてから雨が降っていません。川根や佐久間といった山間の地点ではゲリラ雷雨が発生していて平年並みの値となっていますがそれ以外のほとんどの地点ではかなり少ないと報告されています。先ほどの記録的な暑さとなった浜松や磐田、御前崎、菊川牧之原、三島ではまだ一ミリも雨が降っていません。7月とは真逆の天候となっています。こうなると心配なのは干ばつ被害です。茶の生育温度は20~28℃が好まれているとされ、長時間高温が続いた場合には、日焼けなどの被害が起こる可能性があります。過去には干ばつ被害が発生したところもありました。こうしたことを防ぐためには潅水対策が必要です。スプリンクラーなどで対策を取る方法がありますが、何よりも重要なのは土壌水分がどれだけあるかです。土壌の水分を吸い上げるのに必要な力を測る値をpF値を知ることで判断できます。データが解らなくても畑の状態を見ればわかったりします。土壌の質によっても変わってきやすく、古い茶園や日だまりになる茶園や、砂地で風が吹きさらしになる茶園は干害が発生しやすいといわれています。有機物を投入することで土壌の保水が高まりやすいとされています。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 21:24│Comments(0)
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