2018年06月06日
病害
チャノキには病害が発生します。特にこれから秋にかけて気をつけなければなりません。
写真は昨年10月に柴本氏のある茶園で撮影したものですが、葉に注目すると変わった部分がいくつか見られます。この中には炭疽病、もち病、輪斑病があります。これらの病害は二番茶後に発生しやすいとされています。まず左上の部分を見ると、葉の中に丸くぼっこりマメができているようなものがあります。これがもち病といわれているものです。場所にもよりますが、降雨や多湿が続いた後の時期に発生しやすいとされています。発病すると品質が低下します。また、葉っぱが茶色くなっている部分があります。これは炭疽病です。特にやぶきたに多く、多発すると樹勢に影響が出ます。さらに葉が茶色く割れ目がかかっているのがありますが、これは輪斑病で枝枯れや樹勢低下を引き起こす重要な病害です。輪斑病が多発すると枝梢が枯死し甚大な被害に及びます。この3つはどこの茶園でも発生しやすいのですが、これを防ぐには防除が欠かせません。月刊茶には病害について詳しく書かれていますので参考にするといいです。
Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 02:37│Comments(0)
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