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2022年11月29日

宇治茶について その3

明治になると緑茶は外国における輸出が増えていき、宇治茶もアメリカを中心に重要な輸出が行われるようになっていきます。生産量の急激に伸び、より改良のために組織作りが図られていきました。1884(明治17)年に京都府茶業会議所が設立すると1925(大正14)年に茶業研究所が完成されました。しかし昭和に入り茶の輸出量が大きく後退し戦争中には茶業組合が一時解散、それでも戦後になって機械化が進み1955年辺りから急速に回復されました。現在の京都の荒茶面積は1550ha程で全国4位、生産量は2450t程で全国5位となっています。(2021年調査)その中でも府南部の宇治田原や南山城、和束地域でシェアが多くなっています。中でも碾茶の生産量780t(面積516ha)は全国一位です。
 宇治を含む京都周辺には古くからの製茶問屋や販売会社の老舗が多く存在しています。宇治は観光地としても大変人気があり、ブランド茶としての名声が大きいといえます。宇治茶にはカフェがひしめき合っているくらい多く存在し、福寿園や辻利などといった、宇治茶を通した「お茶する生活」の普及拡大を図るためのおいしい宇治茶のメニューが揃っている喫茶店として認定されている「宇治茶カフェ」が京都府内に60以上あります。それ以外にも1160(永暦元)年から製茶問屋や茶屋として続けられている通圓茶屋や宇治製法の始祖永谷宗円の直系の子孫が営和れている永谷宗園茶店なども存在しています。写真は今年11月21日に全国お茶まつりで初めて宇治に訪れた際に購入した自家製仕上げ煎茶あおいと立ち寄った通圓茶屋の茶団子と玉露のセットです。
通円茶屋のホームページ http://tsuentea.com/about/index.html 
宇治カフェについてのHPは https://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/1231484569009.html  もご参照ください
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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 02:43│Comments(0)お茶全般お茶紀行
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