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2017年11月16日

ポリ茶瓶

ポリ茶瓶と聞いてピンと来る方がどれくらいいるでしょうか。私は幼少期に新幹線の0系こだまの車内弁当を食べていたときにこの中にお茶を入れて飲んでた記憶があります。しかしもはや忘れ去られていたものです。
 数日前民法番組でこのポリ茶瓶の特集を放送されていました。ポリ茶瓶とはポリ容器の300ml程の水筒の形をしたもので、一般的には黄緑色のプラスチックのスクリューキャップ(ネジ式の蓋で湯呑機能も持つ)の付いた小瓶です。これは今から50年ほど前の昭和30年代の高度成長期に登場し、駅弁に付随して販売されました。この頃は東海道新幹線が開業された時期であり、静岡茶の生産の絶頂期です。容器にお茶が淹れられたものやティーパックが添えて売られたものがありました。ちなみにティーパックが日本に普及したのもこの頃だといわれています。この当時は新幹線の各駅の駅弁売りや新幹線の車内、JRや私鉄の駅弁屋で多くのポリ茶瓶が置かれ販売されました。いつしかこれを駅売り緑茶といわれるようになりました。しかし静岡茶の生産は1975年をピークに減少する傍ら、1980代半ばには緑茶、ウーロン茶の缶ジュースが登場、さらに1996年に500ミリリットル以下のペットボトル飲料の販売が解禁され、ペットボトルの緑茶が次々と登場していくようになり、もはやポリ茶瓶は時代遅れのものとなり21世紀以降すっかり見られなくなってしまいました。
ただなくなったわけではありません。今でも大阪の工場で生産はされています。駅弁の中についている醤油やソース入りの小さな容器が作られているのと同じ系列会社です。伊東駅やその周辺の弁当屋、富士のキャンプイベントに出されているなど、最近復活の動きが見られています。
詳しい情報はhttp://kfm.sakura.ne.jp/ekiben/ebryokucha.htm を見てご確認下さい。


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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 01:11│Comments(0)その他
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