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2019年05月23日

仕上げ加工

摘採されてきた茶は荒茶工場で製造され、さらに仕上げ加工されて完成されます。仕上げの目的は、茶の風味を向上させることで商品価値を高めることです。自園自販での茶生産されているところは荒茶と仕上げ茶を各自でされていますが、殆どの場合は茶卸の問屋業者に委ねるケースが多いです。仕上げ茶の工程には、主に火入れ選別合組(ごうぐみ)の3つがあります。特に重要なのが火入れです。荒茶を乾燥させ、加熱させることで芳香を生成させ香味を高めていきます。火入れ機があり、箱型式の火入れ機と回転ドラム型式の火入れ機があります。箱型は熱風を送る火入れ機で80~120℃の温度で攪拌(かくはん)しながら30分前後かけて火入れをします。回転ドラム式は鉄製のものが多く、直火で加熱し130℃で約20分火入れをします。この他にも連続式の火入れ機や遠赤外線火入れ機が置いてあるところもあります。次に選別は、葉の形を揃える操作と硬化した茶葉や粉末を取り除く操作をする役割があります。ふるい分けは分離することで茶の形を整える作業をします。ふるい分けによって区分され、その中で格別にいいものが特上(上級)品となります。ふるい分けた後は切断作業をします。切断機によって小形に切断されます。ただ、ふるい分けと切断をバケット昇降機を用いて1台で行う、いわば総合仕上げ機がある業者が多く見られます。切断の後は、木茎の分離をします。その後は茶のくずを分離する、風選という作業があります。最後に選別した各種を混合して、各種のグレードの市販茶を作ります。これを合組といいます。一般的に合組機という機械が使われドラム式となっています。茶の投入と取り出しのコンベアとなっているケースがほとんどです。所要時間は20~30分です。合組機と総合仕上げ機は荒茶工場にも設置されているところがあります。私はまだ仕上げ加工工場に行ったことがありません。写真は柴本氏の箱型の火入れとして使われれているものです。
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Posted by あ~茶ん@EcoGreenTea at 07:16│Comments(0)お茶全般
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