一番茶に向けて
春の嵐が訪れようとしています。晴と雨へと交互に訪れるこの時期となり、春肥や
春整枝やならしといった作業がはじまっています。今月に入って平年よりも気温が高い傾向が続いています。今週末には早くも桜が開花しだすところも予想されています。まだ先はわかりませんが、このまま気温が高い傾向が続くと、一番茶の摘採がかなり早まることでしょう。昨年の
遅れ芽の影響で秋整枝ができなかったところがより多くの場所で整枝作業が行われているところを見かけます。春整枝は萌芽期の50日前後前が適期であり、今の時期にあたります。古葉や小枝が収穫芽に混入しないように面を揃え、なるべく浅く(10センチ程度)かつ丁寧にならすことが重要です。冬芽(越冬芽)を刈落としてしまうと萌芽が遅れたり品質の低下につながってしまうので注意が必要です。写真は釜炒り茶柴本氏の茶園で春整枝を行われた模様です。昨年二茶から刈っておらず、かなり伸びていました。ここでは春整枝をした後数カ月
被覆栽培されるそうです。
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