鹿児島茶 その2
現在の鹿児島県の最大の栽培地域は南九州市から枕崎市にかけての薩摩半島南部沿いの海岸地域で県内における茶栽培面積の約40%を占めます。また県北部の霧島連山にかけてや県南東部の志布志や曽付近でも栽培がされています。また種子島でも収穫がなされており、日本で最も早く新茶が出回わる地帯でもあります。
昨年の調査によると鹿児島の栽培面積は荒茶生産量は26000t(静岡30800t)、平成27年の調査で栽培面積は8020ha(静岡16300ha)でいずれも第2位となっています。栽培面積、生産量いずれも20年前に比べて増加傾向にあります。逆に静岡県は軒並み減少しています。栽培される茶の品種はやぶきたが大半を占めるが、
ゆたかみどりなど、鹿児島で生まれた品種が多くあります。また、鹿児島の茶は取引前の静岡茶市場に出荷されています。
鹿児島県は桜島や霧島連山新燃岳といった火山に覆われています。その降灰事業として1978(昭和53)年に茶生産洗浄脱水機が導入されています。これは噴火して火山灰が降った際杯を落とすいわば「お茶の洗濯機」です。採取適期を過ぎると葉が硬くなってしまうので、灰が降った時でも摘採されます。
詳しい内容・情報は鹿児島茶生産協会ホームページ
http://www.kagoshima-cha.or.jp/ をご覧ください。
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