手摘みの種類
摘み方について
手摘み・
はさみ摘み・機械摘み(
1・2)とざっくりふれましたが、元来の手摘みについてさらに踏み込んだ内容の話をしていきたいと思います。
約5年前につづった手摘みですが、お茶ができる時代から長きにわたって行われ今でも続けられている摘採方法です。新茶の一番初めいわば大走りの茶や高級茶向けの製茶、品評会に出品する目的として、また摘採機の入られない急傾斜地な茶園や小規模な茶園においては今でも手摘みが主流となっています。また海外においても機械の導入が未開発な地域においては手摘みが主流です。手摘みで収穫した生葉は製造すればおおよそ外観的には品質の良いお茶になります。実は手摘みにはいくつかの方法があります。方法として
折り摘み・かき摘み・こき摘みの3つがあります。まず折り摘みですが、親指と人差指で新芽のやわらかい部分をつまんで一本ずつ折るように採っていきます。かき摘みも同様のやり方で摘みますが、違いは新芽の上部を引っ張るように採るところです。折り摘みは一芯二葉(いっしんによう)(いっしんによう)で摘んでいくのに対しかき摘みは三枚葉を用いた一芯三葉で摘むことが多いです。時期的には折り摘みは一番初めの初摘みや大走り、出品用などの高級向け仕様はこの摘み方が主流であるのに対しかき摘みはやや新芽が硬化した時期の手摘みに適しているといえます。こき摘みは親指と人差指の間に新芽の下部をはさみ,強くしごき上げようにして摘みとる方法で堅い茎を残し,葉とやわらかい茎のみを収穫するのでさらに遅い時期での摘採といえます。摘み方が荒いとされ、折り摘みが10kg程度に対しこき摘みはその5倍の50kgにもなります。摘み方の詳しい動画を紹介します。
こちらは折り摘みについて丁寧にせつめいされています。
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