和菓子の日

あ~茶ん@EcoGreenTea

2022年06月17日 19:17

 6月16日は和菓子の日という記念日です。これは、全国和菓子協会が1979(昭和54)年に制定されました。茶の湯(茶道)には和菓子が欠かせないものです。
 和菓子の歴史はとても古く、古代縄文時代のときに葉っぱに木の実やか果物を乗せて食べたのがはじまりとされています。最初は生のままだったのが、次第に保存のため乾燥させたり丸めて団子状にしたりするようになったものが団子や餅の原型となっていきました。和菓子の原型は600年代より遣隋使を派遣し、中国大陸との交流を始めたころとされています。文武天皇の治世の704年には遣唐使の粟田真人によって唐から唐果子(からくだもの)が日本にもたらされ、油で揚げて作る菓子の製法が生み出されました。同時期に中国から茶が到来されています。806年には空海(774-835)によってせんべいが生み出されました。鎌倉時代になると茶の栽培と普及が進められていったと同時に禅僧の生活に喫茶文化が広まりおやつの原型になったとされています。「茶の湯」が発達した室町時代は羊羹や焼き栗が登場、安土桃山時代になるとポルトガルやオランダから南蛮貿易によってカステラや金平糖がおlくられてきています。小麦粉や砂糖を使ったこれらの菓子が生まれたことで和菓子の製法と発展にも大きな影響を与えられてきました。江戸時代になると独自の製茶技術が発達していき、各地に銘菓や名物菓子が生み出されていくようになりました。明治になると、西洋の文化によって洋菓子が導入されていくようになり現在に至っています。今や多様な菓子が並立しています。

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