茶の審査と鑑定について その1

あ~茶ん@EcoGreenTea

2021年10月30日 05:52



茶の製造に伴って毎年全国各地で審査会(品評会)が開催されています。審査会は全国茶品評会と県の茶品評会から市町村の地域で行われる品評会があります。審査の目的は品質の特徴の良し悪しや優劣、適否を明らかにし判断するために行うものです。審査は項目ごとに評価されています。茶の大きさや締まりなどを見る形状、色や明るさ、艶や鮮やかさの良否を見る色沢、お湯で浸出したときの液体の色調や沈渣の適否を見る水色、花香などの香りの良否を判断する香気五感(味覚)の良否をみる滋味の5項目が基本的な審査の対象項目です。その他に茶殻や火入れ度、乾燥度などが取り上げられることもあります。審査項目毎に最高品質のものが満点として、減点して採点して合計点数で順位付けをされます。例えば普通煎茶の部門の場合、形状、色沢の外観が20点満点、香気が75点満点、水色が30点満点、滋味が75点満点の200点満点からなります。写真は3年前に静岡茶市場の見学ツアーに行ったときの様子です。今年は静岡県茶品評会、全国茶品評会共に静岡茶市場で開かれます。だいたい県の茶品評会は8月上旬、全国茶品評会は8月下旬に行われますが、今年はコロナの影響で全国茶品評会が11月16~19日に延期されることになりました。審査は関係者のみで一般人の見物はできません。

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