萌芽の状況

あ~茶ん@EcoGreenTea

2021年03月29日 05:54


各地で一番茶シーズンを前に茶園で萌芽期に入ったところが多く見受けられています。調査によれば昨年よりも数日ほど早く生育が進んでいるとのことです。越冬芽の包葉が脱いで成長をはじめ、展開して中の芽が半分以上、約2倍の長さに見えた状態を萌芽といいます。そこから芽の一番目の葉が開くことを開葉といい、萌芽から12~15日程度後となります。芽から葉が5枚開くとそれ以上開葉することはほとんどありません。すべての葉が開き終わって芽が止まることを出開きといい、これ以降は葉が硬くなり始めてきます。出開きになるまで約20日ほどかかります。一番茶摘採適期は4枚目が開葉した(4葉期ともいい、およそ出開き度が7割)状態がいいとされています。写真はふじのくに茶の都ミュージアム付近の茶園で撮影したものです。萌芽から葉が2枚ほど開いた状態(2葉期)が多く見受けられます。霜が降りるほどの寒さにならなければ、あと2週間ほどで摘採期を迎えるのではないかとみています。

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