有機について その2

あ~茶ん@EcoGreenTea

2019年11月30日 03:10

国内で有機栽培をしている農家は約12000軒で農家全体の0.5%程です。有機JAS認定取得された農家に限ると全体の0.2%程の1万軒を割っています。手間やコストがかかることから収入減に陥りやすいことなどで圧倒的に慣行栽培が断然多いのが現状です。ただ外国を見ると日本に比べて進歩している国が多いのが現状です。作物面積だと突出して多いのがオーストラリアが1000万ha以上と圧倒的に多く、世界の有機面積の4割を占めています。アルゼンチンや中国、アメリカ、ブラジル、スペイン、インド、イタリアも100ha以上の面積があります。(面積の数え方参照)有機栽培のシェアの割合はスウェーデン12%(世界4位)、スイス11%(同5位)、イタリア8%(同10位)、ドイツ6%(同20位)などとヨーロッパ各国で特に多い傾向にあります。日本は1000haほどで世界の90番目位を推移しています。世界に比べて日本はまだ劣っていますが、少しずつ年々増加傾向にあります。(ただし農地面積は年々減少しています)海外が日本よりも有機栽培が多いのは農薬の基準が厳しいことが背景にあることが考えられます。またフランスなどをはじめとするヨーロッパを中心に欧米ではオーガニック専門店が増加し消費者から注目されつつあります。最近の国内でも有機栽培(オーガニック)が注目されつつあります。県内でも浜松や藤枝などでオーガニックマーケットが毎月行われています。来たる12月1日㈰に静岡オーガニックフェスティバルが沼津の愛鷹運動公園で開催されます。県内から120ものお店のブースが集まります。またステージやワークショップもあります。詳しくは 静岡オーガニックフェスティバル https://shizuokaorganicfes.com/2019/ をご覧下さい。

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