台風による影響は
先月末から台風10号により県内では猛暑から一転、大気が不安定となり大雨の日が続きました。台風は一週間近くもかけてのろのろと日本へやってきた、いわば迷走台風といえるものでした。風の影響もありましたが、関東から西日本にかけて記録的な雨量となったところが多く見受けられました。特に静岡県は台風がやってきている間ずっと雨が降りしきりっていました。山間地域よりも平野部の方で記録的な雨量となってしまいました。トータルで500ミリ以上も降り、8月の降水量が過去最多となった地点が何か所もあってくらいでした。昨年9月の台風15号のような被害までには至らなかったものの、河川の氾濫や道路の浸水は見受けられました。長く土砂災害警戒区域が続き、一時避難指示や緊急安全確保が出されたところもありました。台風が熱帯低気圧となり、次第に遠のいたためようやく長いトンネルが抜けました。人的被害は出なかったものの、各地で土砂災害は相次ぎました。掛川の東山では地盤が崩れ茶園が崩落したところも発生しました。また、防霜ファンが破損したりするなどの被害も見受けられています。今は酷暑となり逆戻りしましたが、台風シーズンでもあり、また大気が不安定となって急変することもあり油断はできません。
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