三重県の茶について その2
三重県の茶産地はほぼ全土にあり、中でもは四日市、鈴鹿、亀山、菰野町などの北勢地域と松坂町や多気郡、度会郡といった南勢地域とで大きく占めています。三重県のおよそ7割が北勢地域にあり、そのほとんどが
被せ茶です。被せ茶は三重県が日本一(2022年度で1338tと全国の6割以上を占める)です。
一方で南勢地域は
深蒸し茶が代表的となっています。三重県では大正時代には煎茶・番茶・玉露からウーロン茶・紅茶まで様々なジャンルの茶が作られてきました。戦後の輸出量の増加に伴い、需要の拡大や上質茶志向による茶価の上昇によって昭和57(1982)年に4140haの最大面積となり、平成17(2005)年には8000t超の荒茶生産量となったのですが、その後は担い手不足などにより減少傾向にあります。昨年度(2023年度)の栽培面積は2590t、荒茶生産量は5220tでした。近年では伊勢茶を使った商品が増え、伊勢茶を使用したゴーフレットやマドレーヌとといった洋菓子やアイスクリームなどが多く販売されています。また、名古屋市西区那古野に伊勢茶専門店カフェ『伊勢茶 mirume』があります。
様々な品種茶が取り揃えられ、またブレンドも楽しむこともできます。また和菓子や洋菓子取り揃えてあります。詳しくは公式サイト
https://shinryokusabo.co.jp/ をご覧ください。
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