茶節
鹿児島県には薩摩半島南部に伝わる郷土料理として
茶節(ちゃぶし)というのがあります。薩摩半島の南部の枕崎市は本州最南端の地で鹿児島茶としてのお茶産地でもあります。茶節は湯呑みにかつお節と九州製法の麦みそを入れ、緑茶を熱湯で注いで混ぜて仕上げるものです。好みでネギやショウガ、卵などを加えたりもされます。1894(明治27)年に枕崎沖で台風の事故があり、漁師を亡くした女性が鰹節を行商されたことがきっかけで茶節が広まったとされています。二日酔いや疲労回復の効果があり、風邪予防にもなるといわれてます。
これにちなんで茶節をアレンジしてみました。麦みそがないため、微量ながら麹味噌とかつお節を混ぜて深蒸し煎茶を氷出ししてみました。熱湯ではないため出汁が薄くなってしまったのと茶節と逸れてしまったのも否めませんが、就寝前に飲むことで睡眠改善や疲労回復にはつながると思います。
また熱湯でも味わったり独自にアレンジしたいと思います。
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