静岡県内の茶の有機栽培
2014年の茶業研究センターの調査によると、県内の有機茶農家の軒数は93戸で面積は約200haに及んでいます。これは2009年以降年々増加傾向にあります。要因として高齢化などによる慣行栽培の生産をやめたところを開拓しなおして有機茶園として続けていることなどが背景にあります。県中西部の山間地を中心に有機栽培をされています。なお、有機JAS以外の茶園も含まれています。
有機栽培は農薬や化学肥料を使わない、環境や安全で質の良いとされることがメリットである反面、病害が起きやすく慣行栽培に比べて収量も落ちることにデメリットがあります。防除対策として二番茶後(7月)に剪定作業を行うなどの対策や有機栽培で使用が認められている薬剤で技術の効果はあるとされています。また収穫期をずらしてお茶を作るといったり、病害虫に強い特性の品種(例えばつゆひかりなど)の栽培などが求められます。今週末(7・8日)は春野人めぐりがあります。これは天竜区春野町内の茶農家や古民家、工房、カフェなど22か所を開放して見学や買い物を楽します。今回で17回目となります。昨年もお邪魔しましたが、八蔵園の鈴木さんや烏龍茶や紅茶を作られている京大出身の移住農家うの茶園さんが有機茶園として営まれています。春野町めぐり公式ブログ
https://harunobito.hamazo.tv/ もご覧下さい。
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