精揉そして乾燥

あ~茶ん@EcoGreenTea

2018年05月31日 01:01



 中揉工程が終わった後は精揉(せいじゅう)工程に入ります。精揉は、葉が針のように真っ直ぐになるように形を整えるために熱を加えて乾燥させながら揉んでいきます。精揉機は荷重装置や前後に往復する揉み手や茶葉を加熱する揉盤や移送装置などが装備されていて複雑に駆動されています。揉み手には金属のタグが20本程度並べられており側溝には火室のプロパンバスバーナーで加熱されます。茶音は中揉に比べて高く(40℃くらい)、乾燥が進むにつれ、揉み手の荷重を増やして葉そろいと形状に丸みをつけます。下の動画は精揉機を使用されている動画です。
 
全体の水分を5%程に抑えるために乾燥機にかけます。


乾燥機は様々なタイプがありますが、コンベア式や棚型式のものが多く、精揉機の隣に完備されているのがほとんどです。最近では透気(ドラム式)乾燥機が設備されています。熱風温度は煎茶の場合80℃~90℃で30分程度かけて荒茶が完成されます。

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