ヤマチャ
茶の原料であるチャノキが生み出されたのは諸説ありますが、中国雲南省あたりの山岳部だといわれています。この辺りは高さが数十メートルにも及ぶものも報告されており、千年以上前からあるいわゆる古茶樹と呼ばれるチャノキも存在します。
日本に最初にチャノキがもたらされたのは奈良時代といわれていますが記録がないので定かではありませんが、古来のチャノキは山間部を中心とした自然に生えているものです。これを
ヤマチャといい、西日本に多く発生されています。ヤマチャは古来の在来種であり中国品種の系統を色濃く受け継いでいていますが、今での存在しているのはほんのごくわずかな場所に限られていて、中国にあるような古茶樹は発見されていません。
松下コレクションの元愛知大学教授の茶文化歴史学者の松下智氏が、ヤマチャの実態について研究されています。
関連記事