茶の品種
茶は、生育地の環境や気候、人為的な交配により様々な特性を持ちます。その細かい特性によって識別が分かれています。識別は、農産物には多く見られていて、例えばイチゴだと、「あまおう」「紅ほっぺ」「とちおとめ」、米だと「コシヒカリ」「ササニシキ」「あきたこまち」などといった事例です。
茶は「
やぶきた」が全国の75%と圧倒的なシェアを占めています。その他に「ゆたかみどり」「さえみどり」「さやまかおり」「かなやみどり」などとあります。これらには品種登録制度があります。品種登録制度は国の研究機関への委託等により育成された優良品種の認定を農林水産省が行ってきた農林水産省命名登録品種が54種と種苗法による登録品種が59種あります。分っているだけで100種余りありますが、未開発だったり品種登録されていないのも存在します。それを含めると200種近くに達するだろうといわれています。また、改植を行っていない茶畑もあり、在来種として残されています。在来種は全国の3%あるといわれています。
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